作曲のアイディアやブログの内容、その他多くのアイディアは隙間時間に生まれます。
特に移動時間、飛行機や新幹線に乗ってる時やライブ会場まで歩いている時などに「これだ!」と閃くことが多いです。
逆に「この時間は全て考えることに使おう!」と思って時間を用意しても、いい考えなんて殆ど降ってこない。なんでだろう?と考えてたことがあります。
25歳の時に予備校講師の仕事を辞めてギタリストになった時、「さあこれからは毎日好きなだけギターを弾けるぞ!」と思ったものです。
しかし不思議なことにその瞬間から、僕の中でギターが輝きを失っていくことに気付いたのです。
皮肉なことに、予備校講師の合間を縫って隙間時間に弾いていた時の方が様々なアイディアに溢れていたのです。これには戸惑いました。
では擬似的にそういった状況を作り出せないか?ということで英語の勉強会を主宰したり、ワークショップをしたりしてみました。そうすると、段々と自分の中でギターに対するモチベーションが回復してきます。「やべえ、今めっちゃギター弾きたいんですけど!」となる。そうすると、非常に健康的にギターと向き合えます。いわば、久しぶりに会うと嫁が綺麗に見えるのと同じ。いや違うか。(※逆瀬川は未婚です。)
僕が普段から、自分の中に複数の軸を持つことを勧めているのはこういう事情なんです。
人間は、「好きなことを好きなだけやっていいよ」という状況に置かれると、うまくいかないように出来ているのかもしれません。
周りを見渡すと、このジレンマにハマっているアーティストや職人は多いと思います。
色々、やってみていいと思いますよ。
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