たまに年間何百冊読んでますと読書自慢をする人がいるけど、どんな本なのか聞いてみるとなんてことはない。会話を書き起こした程度のエッセイや薄いビジネス書、金太郎飴みたいにみんな同じことが書いてある自己啓発書の類ばかりです。
本当にいい本は読者を立ち止まらせます。さらっと読み流すことが出来ないのです。数ページ読んだあと、とんでもないものを読んでしまったと興奮に震えながら、一旦置いて部屋の中をウロウロする。そんな高揚感を覚えることような本が世の中にはあります。
速読でさらっと読めるような本には、自分の中で引っかかる所がありません。だから何冊読んでも、自分の生活を変えるような決定的な体験は得られないと思うのです。
SNSに慣れてしまうと、ある一定のボリュームの文章を読む力が無くなっていくように感じます。我慢が出来なくなるのです。そこで、一発で分かるような分かりやすい刺激的なタイトルや文章がSNSマーケティングとして登場します。それはマーケティングとしては上手いのでしょうが精神的には非常に貧しいと思います。
優れた文章は、早食いするのではなくじっくり味わいたいものです。
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