写真を撮られるのが苦手である。

最近ではマシになったが、昔は本当に苦手であった。ギターを持っていればまだいいのだが、丸腰(ギタリストがギターを持っていない状態はこう表現される)だと無理である。

そんな中でも結構いい感じに撮れたりするものがあり、それをプロフィールやらなんやらに使うのであるが、ちょっと前にベトナム人の女の子と久しぶりに会った時にそこそこ写りの良い写真を見せたら

「わあーすっごーい全然ちがうヨ!」

と言われた。いや君それは言わなくていいんだよ‼︎ 東南アジアの子は素直で困る。

だから写真選定というのは非常に難しい。実物と違うと言われない程度に、しかしそこそこシュッとしたやつを選ばなければならないのだ。

そういえば昔台湾で撮影した時にメイクをさせられた。目のまわりがGACKT様みたいになっていたのだが、さすがにこれはイメージと違うだろうと思って「あのさ、これやっぱりやめない?」と聞いたら、「後で編集で消すから大丈夫だよ‼︎」と何故か笑顔で言われた。だったら最初からやるなよ‼︎ 結果出来た写真はバッチリ白飛びして目力だけ妙にある、まさにビジュアル系のそれであった。TAKESHIって感じだった。あれはあれで面白かったのかもしれない。

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