クリスマスライブ満員御礼ありがとうございます!ご予約は締め切らせて頂きました。

さてシドニー行きに向けて準備をせこせこ・・・

前回の教訓もあり、出来るだけ軽装備で行こうと思ってます。なんてったって前回は、普段ライブで使っているBose L1 Compactを持って行ったからね・・・。もう少し軽いアンプにしないと。AERのアンプ買おうかなぁ。

さて音楽業界は年々縮小気味と言われます。それについて専門外の人がエラソーに「ライブ配信の時代だ」とか「YouTubeでプロモーションだ」とか言ってますが、ただネットで聞きかじった情報を繋ぎ合わせただけの言葉には重みが感じられません。

話を「音楽業界」って一括りにしてしまうから、全てが他人事のように話される。何か特別な仕組みが全て解決してくれるのではないかとアーティストも期待してしまう。でも残念ながら、答えはネットには書いてありません。

例えば「カバー曲をYouTubeに上げまくってヒットを狙うのがいい」なんてしたり顔で言う人がいますが、それくらいのことは誰でも思いつくわけです。ただ、そんなことが本当にそのミュージシャンのやりたいことかと言うと疑問が残ります。だってもし仮に、僕の大好きなピアニストのジョヴァンニ・アレヴィが、日本での知名度を高めるためにAKBの曲を弾いてみましたとかやったら幻滅するもん。本人もファンもそんなことは望まない。

いやいや、アイドルの曲とかじゃなくて他にもあるでしょ、坂本龍一さんとか・・・っていう意見もあるかもしれないけど、じゃあジョヴァンニが「戦場のメリークリスマス」を弾いたらいいかっていうと、それもなんか違う。

結局のところ、ジョヴァンニとファンが、彼自身の生み出す音楽によって結ばれることが一番大事なんだと思います。ジョヴァンニにはジョヴァンニの曲を弾いて欲しい。

音楽も料理と同じで好き嫌いはあるのだから、100人中100人にウケようとするようなことはしなくていい。最大公約数を取りに行った時点でアーティストとしては死ぬと思います。

自分の音楽を「消費」から守るために、長く長く聴き続けてもらうために、「やらなくても良いこと」を明確にすることの方が大事なのでないでしょうか。

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