「サイクロン式の掃除機のフィルター部分は水洗いしてはならない。」

このような説明書きがあるのが平素から不満であった。明らかに埃がつまっていて、水で流せばスッキリなりそうなものなのに、なぜ水洗いしてはならないのか?どうせプラスチックだろう。そう思って積年の汚れを落とすべく水洗いを開始した。

しかし意外なことにこのフィルター部分の埃、濡れたらますます取れない。フィルターの間に詰まって取れにくくなってしまった。まあそれでもある程度落ちたので、「ええい、ままよ」と掃除機にセットして掃除完了とした。

しかし翌日、早速綺麗になった掃除機をかけてみたところ異変に気付いた。

「クサッ‼︎」

掃除機をかけたとたん物凄い異臭である。出張帰りのオッさんが三日分の使用済み靴下を取り出した時のような臭いがするのである。たぶん。

「やばい吐きそう」

部屋をクリーンにするはずの掃除機からこんな異臭がするとは思わなかった。この時は原因が分からず我慢して掃除機をかけた。埃は取れたがだいぶ臭かった。

原因は何だろうとあれこれ考えたが、おそらく埃に水分がついたことで細菌が繁殖したのではないか…と思う。洗濯物をそのままにしておくと水が臭くなるが、埃と合わさるとここまで臭くなるのかと恐れ入った。

そこでもう一度フィルターを取り出し、今度はうちにある細いものを総動員して丁寧に残りカスを取り除き、洗剤で洗い、ドライヤーで乾かした後にファブリーズを大量にかけてやった。「隅々まで綺麗にされる地獄」があるとすればこんな感じだろう。再度セットしかけてみる。

ズオォォオオ…

いい!いい匂いがする!でもそれ以上に、吸引力がヤバい。格段に上がった!今まで取り損ねていたカーペットの上の髪の毛がどんどん吸われていく。君、こんなに吸う子だったの?もはや買い換えようかと思ってただけに嬉しい誤算である。なんだか部屋がむちゃくちゃ綺麗になった気がする。

サイクロン式の掃除機のフィルターはなぜ洗ってはいけなかったのか?それは中途半端に洗うと半端なく臭くなるからである。やるなら最後までやり切りましょう。中途半端はいけない。人生の縮図がそこにあるのダヨーン。

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